「サファ。


50億年後の未来予測をお願いする」


私は、未来予測システムのサファに言った。


「了解しました。


これより、未来予測を開始します」


彼女はそう言うと、祈りを捧げるかのように、胸元で手を重ね合わせた。


彼女の体が光りを放つ。


ブゥゥ…ン。


「…未来予測が完了しました。


映像を投影します」


彼女はそう言うと、手を前にかざした。


幻想的な光があふれ、開発室内を舞った。


そして、集束し、ホログラフィが現れた。

スーパーセキュリティZERO powered by Bitdefender

「アンチマルウェアソフト、BitDefender」


「アンチマルウェアソフト…BitDefender？」


一体何なのだろうか？


「アンチマルウェアソフトとは、未来人が使うパソコンという情報処理端末を、マルウェアから守るソフトのようです。


マルウェアとは、パソコンに害をなすコンピュータウイルスや、情報を盗むスパイウェアなどを言うようです」


「なるほど。


アンチマルウェアソフトは、パソコンを守ってくれる救世主か」


「BitDefenderは、かなり高性能なようです。


マルウェアを見つけ出す力が高いようです」


「それは、頼もしい。


しっかりパソコンを守ってくれそうだ」


「未来人の世界では高い評価を得ているようで、


未来時間、西暦2011年時点で、4億人の利用者がいるようです」


「多いな。


未来人に良いアンチマルウェアソフトと認識されているようだ」


「未来予測を終了します」


「ありがとう。


サファ。


未来人は、スゴイものを作ったものだ」