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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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「は、博士!」 真下から上がってくるスイーカを見てサファが声を震わす。 「た…闘っていればどこかに隙が生まれるはずだ。 そこを突くぞ!」 私は言い、目を鋭くしてスイーカを見た。 実を先頭にし、加速しながら、こちらに向かってきている。 兵器組換石のある根は、実の後ろに隠れ見えない。 いや…、揺られてわずかに紫の光が見え隠れしている。 実の3mほど後ろだ。 避けざまに…根に攻撃を仕掛けられないだろうか。 スイーカの突進、凄まじく速いので、攻撃のチャンスは一瞬…。 当てるのは、難しい…か。 それに、攻撃が届くよう、ギリギリで避けなければならず、危険だ。 接近しすぎれば、スイーカの実や茎が私を捉えるだろう。 プラチナの体が加速した状態で繰り出した一撃…。 かなり重たそうだ。 だが…、 そんな加速した状態のスイーカの根に、突っ込み、攻撃を加えられれば、 衝撃が重たく芯まで響き、一撃で兵器組換石を砕くことも可能かもしれない。 難しく、危険だが、今は急ぎたい状況だ。 思い切って…仕掛けるぞ! …スイーカが来た。 スイーカとの距離、 10m…5m― 回避、今だ! ビュゥ! 私は後退し― ビュッ。 ピタッとすぐに静止した。 これくらいの距離なら、根に攻撃が届くはず。 しかし、スイーカの攻撃可能範囲、すれすれか― スイーカが私の前を…通る! ビュゥゥゥ! 1mの大きさの金属の実が、私の体に迫り― ビュゥ! かすめて、通り過ぎていった。 よし、実を回避出来た! 続けて上がってくる根に突っ込んで蹴りを放つぞ! ブ…! 私は右足に付着した粒子を振動させた。 そして構え、 ビュゥゥゥ! 根に突き刺さろうと、弾かれたように前に動き出した。 私の体が、根の上側に迫っていき、 攻撃の届く間合いまで接近し、 鋭く蹴りを放とうと右足に力を込めた、 その時、 「なっ!」 私は驚いて声をもらし、その場で動きを止めた。 なぜなら根の前で…、 バツの字に、茎が交差されていたからだ! ビュゥゥゥ! その構えのまま、スイーカが空へ上がっていった。 くっ…、 思い切って攻撃を仕掛けたのだが…。 スイーカ…、予測していたか。 コメントを投稿する
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HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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