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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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情報提供施設の外に出た。 「ジイールさんの屋敷に向かう途中、大通りを歩くことになりますね。 人がたくさん歩いていそうです。 目立たないようにします」 サファは、そう言うと、姿を小さくした。 米粒程度となり、私の肩に座った。 サファは未来予測システムである。 悪用されたら危険なシステムと言える。 周囲に気付かれないようにするため、姿を目立たなくしたのだ。 サファは時折、体を小さくしていたが、それは人形サイズだった。 その時と比べ、もっと体を小さくしている。 大通りは、都市の主要な道路である。 都市の中心を十字に走っている。 移動に利用する人が、かなり多いのだ。 人に見られやすくなると言える。 そのため、人形サイズより目立たない、米粒サイズとなったのだ。 「ジイールの屋敷へ、急ぐぞ」 私は、早歩きで歩き始めた。 ジイールの屋敷は、この都市の中心、王のおられる城の近郊に位置している。 私は、前方を見上げた。 小高い丘の上に立つ城が、遠くに見えた。 この位置からだと、ジイールの屋敷は、その城の手前側にある。 このペースで歩けば、大体15分ほどで着けそうだ。 遅くならないよう、ペースを維持するぞ。 私は、走るような気持ちで、早歩きを続けた。 5分ほどで大通りに出る。 人にぶつからないよう注意し、早歩きを継続する。 3分ほど歩いた時だ。 黙って肩に座っていたサファが小声で言った。 「博士。 思ったのですが、ジイールさんは、屋敷の中に入れてくれるでしょうか?」 コメントを投稿する
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HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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