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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
狙われた未来予測システム第156話…動き出した、ジイール…3



「そう…か。


くっ。


どうすれば、良いのだ!


このままでは、ジイールが、王を討ちに動いてしまう!


…よ、し。


強行突破をする…ぞ。


厳しいだろう。


シルが、高精度、かつ、攻撃的であると、言っていたのだ。


侵入しようとした、情報収集端末を全部、破壊されたと言っていた。


目視するのが困難なほど小型で、耐衝撃加工が施された端末が、ことごとくだ。


でも、


突撃する。


素早く、


固く、


弾丸のようになって、


突っ込むぞ!


うおお!」


私は意志力を高めた。


左手のガントレットが輝くと、


ブ…!


両足に、空気中の粒子が、大量に付着した。


私は、その粒子を操作して、


体を浮かび上がらせると、


ビュゥゥゥ!


玄関に向かって、凄まじい勢いで、飛んだ。





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狙われた未来予測システム第155話…動き出した、ジイール…2



「なっ!」


棍棒が砕けた衝撃で、


私の体が、後ろにふっ飛んだ。


ドサ!


再び、体が背中から、庭へと落ちる。


「博士!」


玄関前に取り残されたサファが、慌ててこちらに飛んでくる。


私は、よろよろと体を起こし、立ち上がった。


「これは、どういうことなの…だ。


ドアの枠から、圧力が…。


棍棒がいきなり…砕けてしまったぞ」


そう言って、玄関をにらむ。


…ピカ。


うっすらと、


ドアの枠が、紫に光っていた。


「これは…。


そう…か。


シルが言っていた…侵入防御システムだ。


侵入しようとすると、横から、衝撃波を出し、阻止するのだ。


ジイールが企みを邪魔させまいと思い、システムを作動させたか…。


ヤバい…ぞ。


このままでは、建物に入ることが出来ない。


ジイールを…止められないぞ!


他に入口はないのだろうか」


私は玄関から、走って離れ、建物を見渡した。


見える全ての窓の枠が紫に光っていた。


「…博士!


駄目です!


周りを確認しましたが、


全てのドア、窓の枠に、侵入防御システムが作動しています!」



サファが、頭上から私に言った。





狙われた未来予測システム第154話…動き出した、ジイール



ドサ!


体が背中からジイール邸の庭に落ちる。


「博士!


大丈夫ですか!」



サファが、私の耳元で、心配げに聞く。


私は、痛む体を無理矢理起こし、うなずく。


「ああ。


大丈夫だ…ぞ。


…それより、ジイールの言葉が気になる。


攻める、と言っていた。


準備が、ほとんど完了していると。


…城を落とす気なのか。


いかん!


止めねば!」


私は、飛び跳ね、玄関に向かう。


そして、


ブゥン!


右手に棍棒を出し、


ガラッ!


ドアを開け、


中に入ろうとした。


その時―


私より先に、玄関内に入った棍棒が、


パ、キィィィィィン!


激しい音をたて、


粉々に、


砕けた。





狙われた未来予測システム第153話…タマーネギの風…12



「ジイール!


叩かせてもらうぞ!


そして、気絶させ、


衛兵に引き渡してやるぞ!」


私は、棍棒を頭上で構えると、


ブ…!


振動させ、ジイールめがけて、


振り下ろした。


ガッ!


ジイールが、左腕を上げ、ガードする。


そして、 右手で、剣を拾うと、


キィン!


払い上げて、棍棒を弾き、後ろに跳躍した。


「食らわないよ!


衛兵に捕まりたくないからね。


…ちっ。


分が…悪いよ。


兵器組換石を…壊され、


タマーネギの蒸気を…自分で受けることになるとは…。


このままでは…やられかねない。


今までの僕の準備が、水の泡になってしまう。


…やむをえない。


未来予測システムなしで、攻めるか。


準備は、ほとんど…完了しているんだ。


先を読まずとも、大丈夫…さ。


…コード。


僕の屋敷から、


出てけよぉぉぉ!」


ジイールは、そう言うと、


私との間合いを一気に詰め、


ドォ!


前蹴りを放った。


「ぐ、はぁぁぁ!」


私は、まともに食らって、後ろにふっ飛ばされる。


体が凄い勢いで、飛ばされていく。


ガラ…。


後ろでドアが開く。


玄関から外に、


体が…出てしまった!





狙われた未来予測システム第152話…タマーネギの風…11



兵器組換石の欠片が、紫の光を明滅させながら、四方に弾け飛ぶ。


キィィィ…ン。


刃から放たれていた、黄金が、


柄からもれていた、紫の光が、


薄らぎ始めた。


「コード…。


お前ぇぇぇ!


兵器組換石を!


…ヤバい。


バリアが…、


消失しかかって、いる。


タマーネギの蒸気が、


僕に、到達し始めている。


目が、


しみてきやがった!


うわぁぁぁ」


ジイールが、


コトン。


右手から剣を落とし、


その場で、床に膝をついた。


よし!


ジイールが、タマーネギの蒸気で、刺激を受け始めたぞ!


今が、チャンスだ!





プロフィール

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性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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