「近いよ。


蹴られろよ！」


ジイールは、間合いを詰めると、私の左肩に蹴りをあびせた。


「ぐ、は！」


私は後ろにふっ飛ばされ、背中から倒れる。


くっ。


玉砕覚悟だったが、


軽くあしらわれてしまった。


キィィィン。


ジイールの剣が…、


光を放ち始めた。


より高レベルな兵器に…、


変化していく…。


それを私は…、


止められなかった。


私は、立ち上がり、剣を見つめた。


ジイールの剣は、今度は…、


どのような兵器と化すのだ。


1番目は、薄く黄色に輝いた。


スカーンクのおならを放ち、その臭さで、私を動けなくさせた。


2番目は、赤みを帯びた黄色だった。


ドーライヤーの熱風を放ち、私の目を乾燥させ、動けなくさせた。


どちらも強力だった。


しかし、それ以上に…、


強力だというのだ。


剣が…輝く。


この…色…は。


こ…ん、


じき。