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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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「王…。 民を想って…。 …分かりました。 この城に屋敷が到達するのを、なんとしてでも阻止致します!」 エリィナが、力を込めて言った。 「にゃあ」 「まかせたぞ」 王が言って、玉座に座る。 「しゃぁ」 「頼みましたよ」 王妃も言って、座る。 「みぃ」 「お願いします」 窓際の椅子に座る、王女、ローラ様も、言った。 「しゃぁぁぁ」 「ローラ。 あなたは城から離れるのよ。 結婚前の身なのですから。 コリィンさんに安全な場所に案内してもらうのです。 良いですね」 エーネ様が、ローラ様に言った。 ローラ様が椅子の上で立ち上がり、 「みぃ…」 「そんなお母様…。 私も、この城に残ります。 私は、この国の王女なのですから…。 私だけなんて、嫌です。 反対されても、絶対に、残ります!」 言った。 「しゃぁ…」 エーネ様が、困った表情になって鳴く。 王女、ローラ様…。 気丈だ。 年端も行かぬのに。 国を想い、民を想い、王と王妃を想い、この場に残ろうとしている。 その身に危険が迫っているというのに。 ブルブルブル。 ローラ様の体が震えている…。 屋敷が、今いるこの場所を踏みつぶそうとしているのだ。 怖くないはずがない。 それでも、必死で、耐えようとしている…。 心が優しく、強い。 王女として、ふさわしい。 こんなことで、命を落としては、いけないお方だ。 私は王女様の方に向いて片ひざをつき、口を開いた。 「この城に、屋敷を近付けさせない! 王、王妃、そして、あなたを、お守りするために! この身が朽ち果ててでも、ジイールを止める!」 コメントを投稿する
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HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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