私は重々しく、うなずき、


「分かった…ぞ。


侵入防御システム、


プラチナレーザー、


それに、ジイールがいて、


厳しいが…、


早く屋敷を止めないといけないのだ。


なんとか、やってみる」


エリィナに言葉を返した。


エリィナが真摯な表情で、私の顔を見る。


「頼んだぞ、コード。


そのお前のガントレットの力で、


王、王妃、そして、王女を、救ってくれ。


…しかし、


プラチナレーザー…、


一体、何なのだろうか。


私がここに到着する前、


建物の壁から、凄い光が放たれたが…、


それのことか？」


眉をひそめ、私に聞いた。


私はジイールの屋敷の壁をにらみ、


「そうだ。


兵器組換石により、プラチナの壁が、レーザー兵器に組み換えられた。


プラチナの輝きを、高密度エネルギーに変え、


それを増幅、集束し、


レーザーとして、打ち出してくる。


その威力は、とてつもなく凄まじかった。


プラチナの輝きには、注意して闘って欲しい」


エリィナ達にプラチナレーザーのことを伝えた。