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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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「ドアを操っている者よ。 私は、未来予測システムを渡すつもりはない。 抗わせてもらうぞ!」 左手のガントレットが、輝きを増す。 周囲に風の流れが起こると、右手に集まり、荒れた。 そして、半透明の細長い武器が形作られた。 高速に荒れ狂う、粒子の棍棒である。 ブゥゥ…ン。 私のガントレットには、意志力エネルギー変換システムが搭載されているのだ。 人の心には、波動がある。 その波動をエネルギーに変換するシステムだ。 ガントレットは、そのエネルギーを使い、空気中の粒子を操作出来る。 私の心にリンクしており、意のままにコントロール可能なのである。 このシステムの第一人者は私だ。 仕組みについて熟知している。 使い方次第で、強力な兵器組換技術にも、引けを取らないはずだ。 「おとなしく…よこせぇぇぇ!」 私の対応に不満を感じたのだろう。 ドアは、威圧的な声を発すると、私に向かって、飛びかかってきた。 先の尖った角が私を狙う。 私は、粒子の棍棒を横に構えると、なぎ払った。 ドアの角と棍棒が激しくぶつかる。 ギィィィ! 力が強い! しかし! 「うおお!」 私が気力を高めると、棍棒が激しく震動した。 キィィィン! 大きな摩擦音がした後、ドアが弾き飛ばされた。 通路の壁と衝突する。 「ぐぅぅぅ!」 ドアが悲鳴をあげる。 意志力エネルギー変換システムは、意志の力が強いほど、出力が増すのだ。 私は、未来予測システムを渡してたまるかと考えている。 それが力として現れたのだ。 「がぁぁぁ!」 ドアが奇声をあげ、起き上がった。 棍棒とぶつかった角がもげている。 ダメージを与えることが出来たようだ。 なんとか勝てるか。 そう思った時、ドアが揺れ始めた。 ブゥゥゥ…。 「…?」 「博士…。 構造が急激に変化しているようです。 気を付けて下さい」 サファが、心配そうにつぶやいた。 このドアは、さらに変化するというのか? 変化の仕方によっては、厄介になりそうだ。 「気を付けてみるぞ」 私は、変化するドアを不安げに見ながら、そう答えるのだった。 コメントを投稿する
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HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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