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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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私の国は、半透明なドームで、覆われている。 空気中の粒子を硬化させ、囲っているのだ。 町が、湿度と気温の高い地域にあるためである。 人が生活するには、厳しい環境であるため、ドームで隔離し、空気をコントロール、住みやすい環境に調整しているのだ。 そのことを、私は失念していた。 その結果として、天井に頭をぶつけ、墜落途中にあるのだ。 ギュゥゥゥン! 激しい回転音がする。 ドアノブが迫ってきているようだ。 しかし、頭を襲う激痛により、意識の集中が出来ない。 粒子のコントロールが困難な状態だ。 このままでは、やばいぞ! 私が危機感を募らせた時、 「博士! しっかりして下さい!」 未来予測システムのサファの声が響く。 私が開発した大切なシステム…。 ここで私が倒されたら、どうなる? 奪われ、悪用されてしまうのだ。 サファの泣いている姿が頭をよぎる。 そうはさせん! 左手のガントレットが、強い光を放つ。 私は、激痛の中、無理矢理、意識を集中し、足に粒子を集束させた。 その直後、高速に回転するドアノブが、私を襲う。 集めた粒子で、防ぐ。 ギュゥゥゥン! ドアノブが激しく粒子を擦る。 危なかった。 もう少し遅かったら、私が擦れてしまっていた。 しかし、凄い力だ。 かなりの勢いで、圧されている。 このままだと、天井にぶつかり、くぎ付けにされてしまうぞ。 私は、それは致命的と思い、足の粒子を気力を振り絞って振動させ、ドアノブに横から蹴りを加えた。 ギュイン! 激しい摩擦音とともに、私とドアは大きく弾かれた。 墜落しそうになるが、意志力を高め、なんとかとどまる。 ドアノブの方を見ると、遠くで揺れている。 効果的な蹴りを与えられたようだ。 バランスを崩している。 今が、チャンスだ。 私は、足の粒子を操作し、ドアに向け、急降下を始めた。 コメントを投稿する
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HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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