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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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狙われた未来予測システム第25話…テーブルとの戦い、始まる



うおお!


ブゥン!


私の意志力を受け、ガントレットが輝き、右手に粒子の棍棒が現れる。


食事施設の中での戦い…。


正直、やりづらそうだ。


横の広さは十分にある。


人が50名ぐらいは余裕で食事出来るスペースがあるのだ。


しかし、テーブル、ソファーが所狭しと置いてある。


攻撃を避ける時や、加える際、障害となりそうだ。


それらがあることを意識して戦わなかった場合、ぶつかり、敗北という結果につながる恐れがある。


また、天井がそれ程高くない。


5mくらいの高さだ。


ドアとの戦いの時のように、飛んで避けるということが出来そうにない。


飛んでしまった結果、天井に頭をぶつけるという失敗を犯しかねない。


ドアとの戦闘時にぶつけた時は、なんとか耐えられたが、致命的な状態だ。


そうなった場合も、敗北という結果が待っているだろう。


それらのことに注意して戦う必要がある。


「よこせぇぇぇ」


そんな私の考えをよそに、不明瞭な声で叫びながら、テーブルが足の1つを前に突き出し、殴りかかってきた。


キィン!


私は、その足を粒子の棍棒で弾く。


よし、うまく跳ね返すことが出来たぞ!


そう思った時、テーブルが弾かれた勢いで回転し、私に向かってそのまま急加速し、足を突き出してきた。


回し蹴り!


速い動きだ!


予測していなかったテーブルの動きに、慌てて私は、後ろに跳躍した。


その時だ。


「ぐはぁ!」


私の口から、声が漏れた。


私の背中に痛みがはしったからだ。


後ろを振り向くと、ソファーの角があった。


ソファーの角に、背中をぶつけてしまったのだ。


やわらかい素材の座る部分とは違う、丈夫な素材で作られた固い角だ。


注意したいと思っていたが、注意しきれなかった…ぞ。


私はその痛みにうずくまるのだった。







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未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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