「サファ。


50億年後の未来予測を頼む」


私は、未来予測システムのサファに言った。


「了解しました。


これより、未来予測を開始します」


彼女は祈りを捧げるかのように、胸元で手を握り締めた。


彼女の体がやわらかな光を放つ。


ブゥゥ…ン。


「未来予測が完了しました。


映像を投影します」


彼女はそう言うと、手を前にかざした。


幻想的な光があふれ、開発室内を舞った。


そして集束し、ホログラフィが現れた。





「魔法少女プリティサミー」


「魔法少女プリティサミー？」


一体何者なのだろうか？


「彼女は、河合砂沙美という、10歳の少女です。


しかし、事件が発生すると、愛と平和のために戦う、魔法少女プリティサミーに変身するようです。


魔法の力により、世界を正しい方向に導くという使命を持っているようです」


「愛と平和のために、魔法を使い、戦うというのか…。


かっこいい少女だ」


「明朗快活の性格で、ムードメーカー的な存在のようです」


「ほぉ…」


「家事を手伝う、しっかり者です」


「嫁に欲しいぞ」


魔法少女プリティサミー。


未来には、素晴らしい少女がいると感じた。