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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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ジイールが言った直後― 彼が右手にふれていた、 壁に半分ほど埋め込まれた巨大兵器組換石が紫の光を強めた。 そして、 部屋全体のプラチナで出来た壁が、床が、天井が、キラキラと輝き出した。 どんどんと、輝きが強くなっていく…。 さ…先程、外で見た壁の輝きよりも、まぶしくなったようだ。 その白銀の輝きが…ジイールが立つ方に集まり出した。 彼が右手をスッと体の前に伸ばす。 その手の平に輝きが急速に集束し…、何かを形成し始めた。 「は…博士! とてつもない量のエネルギーがジイールさんの右手に集まっています!」 サファが私の右肩の上で叫ぶ。 「ああ…。 ヤバいレベルで集まっている…ぞ。 ジイールは一体、何を…」 部屋で発生したプラチナの輝きの全てがジイールの右手に集まり終わる。 彼の右手には…、 ゴォ…。 激しく炎のように揺らめく、白銀色の半透明な何かが握られていた。 あれは…剣だ。 小柄の彼には不釣り合いなほどに大きい、 3mを超える大剣― 「プラチナの輝きをエネルギーに変換、集束し、 剣を形成した。 先程、外で放っていたプラチナレーザーを圧縮し、 そのまま剣にしたようなものさ。 いや、兵器組換石の出力を極限まで高めて形成したのだ。 内在するエネルギー量は先程の比ではない。 コードよ、このプラチナレーザーソードの強大な力の前に、 倒れ伏すがいい!」 コメントを投稿する
<<狙われた未来予測システム第242話…屋敷2階でのジイールとの闘い…2 | ブログトップ | 狙われた未来予測システム第240話…屋敷2階へ>> | プロフィール
HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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