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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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私の視界の右に移動していたサファがうなずいた。 私はそれを見て素早く、 屋敷に背を向け、 ビュゥゥゥ! 丘の上の、城に向け、飛び上がった。 「ジイールを目の前にしていたのだ。 なんとか、止めたかった。 しかし、侵入防御システムの突破が難しそうだったのだ。 時間がかかりそうに思えた。 最悪、突破出来ず、屋敷を城に接近させてしまい、 王を危険にさらしてしまう恐れを感じた。 先に王にこのことを伝えた方が良いと感じたぞ」 私は、凄い勢いで飛びながら、右肩の上のサファに言った。 「侵入防御システムは、かなり厄介な感じでした。 あの大型の兵器組換石から、高い出力を得ているのです。 すでに屋敷が城に向かって動き出してしまっているので、 一刻を争う状態でした。 王に先に伝えないと、いけないと思います」 私の言葉にサファがうなずき、言った。 「心配なのは、城に着くまでに、妨害されないか、ということだ。 屋敷の飛行速度も気になる。 王に伝える前に、屋敷が城に突っ込んでしまったら、大変だ。 後ろの様子は、どうなっているだろうか?」 私は後ろに振り向きたいという気持ちを抑え、サファに聞いた。 「屋敷から…、 動きはないようです。 攻撃も、 追手も見えません。 屋敷の速度ですが、 先程と変わっていません。 緩やかに上昇を続けています」 サファが後ろを見て、答えた。 「そう…か。 ジイールに私に構っているひまなどないということだろう。 あれだけの屋敷を浮上させているのだ。 プラチナで建造された、とてつもなく重量のある屋敷を。 そのコントロールに注力しているのだ。 屋敷を城の上に持ってこさえすれば、 目的を達することが出来る。 何よりも優先したいだろう。 それに、屋敷には、侵入防御システム、飛行機能以外に、 隠し玉があるのかもしれない。 いとも簡単に人を屈服させてしまうような…。 …重量がある分、城の上に到着するまでに、多少、時間がかかりそうに見える。 その間に、急いで王に出会って伝えるぞ!」 コメントを投稿する
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博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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