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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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サファの声を聞いて、 私は慌てて、降下速度を落とし、 後ろを向いた。 なっ。 スイーカが、飛び上がり、 こちらに向かってきている。 葉のついた茎を垂らしながら、 凄い速度で、上がってきているぞ! スイーカは、向こうの壁の近くで、転がっていたのに、 もう、すぐそこまで接近している。 なんて俊敏なのだ! サファが教えてくれなかったら、ヤバかった。 後少しで、ぶつかる。 食らって…たまるか! ゆっくりと降下していた私の体が、 ビュゥゥゥ! 急激に右上方へ、角度を変える。 そのすぐ、 ビュ! 私の左をスイーカが通り過ぎた。 放物線を描きながらジイールの屋敷に向かっていき、 ドォン! 2階の壁にぶつかって、跳ね返り、 下に落ちた。 よし、避けられた。 今のうちに他のプラチナ像に攻撃だ。 私は下を見た。 まずドラゴーンを…。 …ん? 姿が見えない。 先程まで、私の下の地面にいたのだが。 一体、どこに…。 「博士! 上です!」 右肩の上のサファが叫んだ。 私は、おっかなびっくり頭上を見上げた。 グゥゥゥ…。 すぐ上で、ドラゴーンが、右腕を振り上げていた。 ドラゴーンだけではない。 バサッ、バサッ。 その少し上で、ワーシが足の爪をこちらに向けていた。 ビューン、ビューン。 そのさらに上では、コーンドルという、50億年後のコンドルに似た鳥のプラチナ像が。 ヒュン、ヒュン。 そのさらに上で、ツバーメという、50億年後のツバメに似た鳥のプラチナ像が。 チュン、チュン。 そのさらに上で、スズーメという、50億年後のスズメに似た鳥のプラチナ像が、 クルクルと旋回し、攻撃の機会をうかがっていた。 気付かぬうちに、 たくさんのプラチナ像に、上をとられていた…ぞ。 これから彼らの怒涛の攻撃が、私を襲う。 凌ぎきれるのか、私は。 凌ぎきれなければ、私は庭に墜落するだろう。 30体ほどのプラチナ像が待ち構えている庭へ…。 くっ…。 万事休すだ…ぞ。 コメントを投稿する
<<狙われた未来予測システム第199話…振り下ろされたドラゴーンの一撃 | ブログトップ | 狙われた未来予測システム第197話…プラチナ像に反撃へ>> | プロフィール
HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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