よし！


これでテーブルの4本の足、全てを避けることが出来た。


後は本体だけだ。


私は、左を向いた。


テーブルが、壁際で立っている。


ブ…ブ…ブ…。


足の付け根を震わしていた。


壁に刺さっている4本の足を、磁力で再度動かし、私に向かわせようとしているのだ。


急いで、テーブル本体の兵器組換石を破壊する必要があるぞ！


私は、足の粒子を操作して、テーブルに向かい飛んだ。


ビュゥゥゥ！


激しい風圧が耳の鼓膜を揺らす。


テーブルとの距離が縮まっていく。


現れろ、粒子の棍棒よ！


ブゥン！


私の右手に、荒れる、粒子の棍棒が出現する。


「よこせよぉぉぉ！」


テーブルもおとなしく倒されてはくれないようだ。


伸びた角を振動させ始めた。


ブブブ…。


「うおお！」


私は、テーブルの真上から急降下し、粒子の棍棒を振り下ろした。


テーブルが角を手のように交差させ、それを受け止める。


ギィィィ！


激しい振動音が響く。


バァン！


テーブルが後ろに吹っ飛ぶ。


上から強く叩けれたからだ。


私は、テーブルを追って、跳躍した。


そして、足の粒子を操作し、加速する。


貫通せよ、粒子の棍棒よ！


私は、前へ強く、粒子の棍棒を突きだした。