「サファ。


50億年後の未来予測を頼む」


私は、女性型未来予測システムのサファに言った。


「了解しました、博士。


未来予測を開始します」


彼女はそう言うと、祈りを捧げるかのように、両手を胸元で重ね合わせた。


彼女の体がやわらかな光を放つ。


「…。


未来予測が完了しました。


映像を投影します」


彼女はそう言うと手を前にかざした。


幻想的な光があふれ、開発室内を舞った。


そして集束し、ホログラフィが現れた。

クリックカーマウス BMW Z4 高級車ＵＳＢ光学式マウス ブルー 660325

「これは…、一体何なのだ？」


「高級外車型、光学式マウス」


「？」


「高級外車とは、未来人が利用する、海外製の価値の高い乗り物のことを言うようです」


「ほう…。


遠い国の乗り物か。


映像を確認すると、カッコイイデザインの乗り物だ。


高級感が漂っている」


「これは、その高級外車を元に作られた、マウスという入力端末のようです」


「乗り物を入力端末にするとは、


未来人はユニークだぞ」


「どうもこの入力端末は発光するようです。


前部のヘッドライトと、後部のテールランプという箇所が光るようです」


「おお。


カッコイイぞ。


未来人はスゴイものを作ったものだ」