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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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狙われた未来予測システム第194話…恐るべき、プラチナレーザー…2



ぐっ!


プラチナレーザーを受けた衝撃で、


私の体が、宙をでたらめに回転しながら上がる。


十数m上がったところで止まり、


屋敷の庭に向かって、頭から落下を始めた。


ビュゥゥゥ!


「博士!」


サファが、落ちる私を追って、叫ぶ。


私は体勢を直して空中で静止しようと、両足の粒子を操作した。


だが、


プラチナレーザーの攻撃で、全身がしびれ、


気を取られて、意志を保てず、


ビュゥゥゥ…。


ドッ。


背中から地面へ落ちた。


「は、博士!」


サファが悲鳴を上げる。


私はよろよろと上体を起こし、


「大丈夫だ、サファ。


落下によるダメージは大きくない。


多少、落下速度を落とすことが出来た。


左足にプラチナレーザーの直撃を受けたが、


粒子で覆っていた所だ。


大分、体がしびれたが…、


今は動かせるようになってきている」


言って、立ち上がった。


「そうですか。


良かったです」



サファが安心した声で言った。


私は表情を険しくし、口を開く。


「かなりヤバいぞ。


あのプラチナレーザー…、


向かってくる速度がとんでもなく速い。


放たれた、次の瞬間には、


私の目の前だった。


少ししか体を動かせず、直撃を食らってしまった。


避けることが、かなり困難だ。


避けることが出来なければ、中に入れずに終わる…ぞ。


それに…」


私は周囲を見回した。


バサッ、バサッ。


グゥゥゥ…。


ゴロゴロッ。


こちらに向かって距離をつめる、プラチナ像の姿があった。


「プラチナ像が、完全に活動を始めている。


もう待っては…くれなさそうだ。


プラチナレーザーに再び挑む前に、


私は…」


私はうつむいた。


「そんな…」


サファが泣きながら、つぶやく。


次の瞬間、


バサッ!


グゥゥゥ!


ゴロゴロッ!


プラチナ像が、一斉に私に襲いかかってきた。







プロフィール

HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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(2012/10/24)
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