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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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狙われた未来予測システム第193話…恐るべき、プラチナレーザー



「フッ…。


プラチナレーザー、


恐ろしかろう、コード!」


呆然と宙に浮かぶ私に、ジイールが言った。


「ヤバいですよ、博士。


窓枠の侵入防御システムで、


ただでさえ突破が難しいのに、


プラチナレーザーまであるなんて…」



サファが弱々しく声をもらす。


私は額に冷や汗を浮かべ、


「ああ…。


近付くことさえ…、困難になってしまったように思える。


なんて恐ろしい、プラチナの輝きなのだ」


つぶやいた。


その時、


キィ…。


再び兵器組換石が、紫の光を強く出し始めた。


同時に、建物全体の、プラチナの壁も白く輝き出す。


「コード。


お前との闘いも、もう終わりだ。


このプラチナレーザーに貫かれ、果てるがいい!」


ジイールの声が、下から響いた。


プラチナの輝きが強まり、


建物2階中央の壁に、集まり出す。


「博士…。


輝きが、どんどんと集まっていきます。


その内部の圧力が急激に高まっています!」



サファが泣きそうな声で言う。


「直撃を受けたら、ひとたまりもないぞ!


なんとかして避けねば。


…もし、避けられれば、


チャンスがあるかもしれない。


次の発射まで、多少の間があるはず。


そこを突いて、再度、突破を試みる」


私は言って、目を細くし、集まって輝きを強める白い光をにらんだ。


大分、集束した。


もうそろそろ、来る…ぞ。


今度はまぶしさに目を背けず、


しっかりと見て、避ける!


そう思った、次の瞬間、


ビュゥゥゥゥゥン!


壁から、プラチナレーザーが、放たれた。


まっすぐ私の足めがけて、白い光が伸びてくる。


は…速い!


もう目の前だ!


避けられな―


ドォォォン!


避けようとした私の左足に、


プラチナレーザーが、


直撃した。







プロフィール

HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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(2012/10/24)
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