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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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「くぅん…」 クーに見送られ、私は食事施設を出た。 自動ドアが閉まる。 私の右手の脇には、壊れたテーブルが挟まっている。 そのままにして出て行ったら、クーに悲しく鳴かれてしまうので、持ってきたのだ。 「博士。 ごみ処理施設まで距離があります。 移動している間に、また襲われてしまう感じがします」 「大いにあり得る…ぞ。 出てこないことを祈りたい。 …と思ったが、大丈夫そうだ」 「?」 「生活支援生体金属のレアコアがいる。 良いタイミングだぞ。 来てくれ、レアコア!」 「ぐぅ」 私の呼びかけに、近くの道を横切っていたレアコアが反応し、寄ってきた。 生活支援生体金属レアコア― 人々の生活をサポートしてくれる、ありがたい金属だ。 開発には、上層部が関わっているようである。 道や、施設内を徘徊し、いざという時に助けてくれる。 複数存在しているが、それぞれが虫型の形状をしている。 この個体は、1mほどの大きさのアーリーの形状である。 50億年後のアリという虫に似ている。 「レアコアよ、頼みたいことがある。 このテーブルをごみ処理施設に運び、処分を依頼して欲しい。 後、家具配給施設に行き、同じ種類のテーブルを受け取り、食糧配給システムのクーに渡してもらえないだろうか?」 「ぐぅ!」 その私の頼みに、レアコアが快くうなずいた。 そして、テーブルを牙で挟み、持ち上げ、ごみ処理施設に向かい、歩き始めた。 「感謝するぞ、レアコア」 私は、その背中に礼の言葉を送るのだった。 コメントを投稿する
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HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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