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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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重力に引かれ、私の体が落下する。 頭から真っ逆さまだ。 このままでは、やばいぞ! なんとかせねば! うおお! 私は意志を高めた。 左手のガントレットが光を放つと、私の足全体に、粒子が集まり始める。 粒子よ! 私の意のままに動け! 私が強く念じると、粒子が私の体勢を、頭が上へと直すとともに、落下速度を緩和させた。 大した衝撃もなく、地面に降り立つことに成功した。 「頭から、落ちなくて良かったぞ」 私は、意志力エネルギー変換システムを開発する際、多くの検証を繰り返している。 そのため、適切な粒子操作を行うことが出来たのだ。 検証をしていなかったら、今頃、頭が大変なことになっていたかもしれない。 「博士! 気を付けて下さい! 来ます!」 そんな私の安堵感は、サファの叫びによって、かき消された。 3階から、ドアが飛び降りたのだ。 落下しながら、高速回転するドアノブを私に向け、伸ばしてくる! ギュン! 速い! すさまじい速さであったが、かわすことに成功した。 ドアノブが地面に突き刺さる。 ギュゥゥゥン! 地面がえぐられ、土砂が周りに飛び散る。 それを避けるため、私は後ろへと跳ぶ。 凄い威力だ。 直撃したら、やばかった。 避けられたのは、私の運動能力の高さからではない。 私の足で、うっすらと揺らぐ、粒子のお陰だ。 当たる直前、この粒子を操作し、体を瞬間的に横に移動させ、かわしたのだ。 しかし、このドアは、本当に厄介だ。 ドアノブを自由自在に伸ばし、攻撃してくる。 重力制御する能力があるようで、ドアノブの重さに揺さぶられていない。 安易に攻撃を仕掛けに行っては、的になるだけだ。 兵器組換技術で動いている以上、ドアのどこかに兵器組換石が埋め込まれているはずだ。 それさえ破壊出来れば、機能が停止する。 狙い打ち、戦闘が泥沼化しないようにしたいところだ。 ドアが、地面にめり込んだドアノブを元の長さに戻し、体を起こした。 私は、ドアを観察する。 兵器組換石が、どこかにあるはずだが…。 …。 分からん。 開発者が、うまく隠したようだ。 これでは、無理矢理、攻撃を仕掛けて、石を探し出し、破壊するしかなさそうだ。 頑張って、突っ込むぞ。 私は、気持ちを奮い立たせ、ドアに向け、走り出すのだった。 コメントを投稿する
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HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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