私と、ガントレット、


そして、見えない意志の波動が、


直結…した。


そう思った瞬間、


…キィィィ…ン。


眼下のガントレットが輝きを発した。


そして―


私の送った意志が、


具現化された。


ブゥン！


猛烈な振動音とともに、


ガントレットから、


粒子の棍棒が、


凄まじい勢いで伸び―


ヘッドを…、


貫いた。


ガァン！


耳をつんざかんばかりの音が、周囲に響き渡る。


棍棒はそのまま伸びると、


ヘッドを木の根元に、


縫い付け…、


止まった。


カラ…ン。


ヘッドの束縛から解放されたガントレットが、


地面に落ちた。


ブゥゥゥ…ン。


そのすぐ、


私の体の回転が和らぎ、


落下を始めた。


…よし。


うまくいった…ぞ。


ヘッドに攻撃を当てることが出来た。


掃除用粒子が起こす回転を…止めることが出来た。


後は、


ガントレット…だ。


意志力エネルギー変換システムと…サファだ。


私は、右手を地面に落ちた、ガントレットへとかざした。


来てくれ…！


ガントレット…よ！


私が念じると、


ガントレットが光を発した。


浮き上がると、私に向かって飛び―


私の左手に、


はまった。