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50億年前の地球で、未来を予測出来るシステムが開発されていた…。
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昼になった。 休憩だ。 「サファ。 昼食を食べに行く。 付いてくるか?」 私は、女性型未来予測システムのサファに言った。 「はい。 お願いします」 そう言うと、開発室の脇にある装置の中から、青く輝く石が浮かび上がる。 意思石だ。 この中に彼女は宿っているのである。 私は、その石に近づくと、左手を前に出した。 装着されたガントレットが光を放つ。 すると、意思石も光を放ち、ガントレットの中に吸い込まれた。 このガントレットは、私が開発した防具だ。 意思石を組み入れ、守ることが出来るのだ。 また、護身用のシステムも組み込んでいる。 私は、国家の研究開発機関に属している。 国の機密事項に関わる人間だ。 狙われやすい立場と言える。 万が一に備えて、護身具を身に付けているのだ。 「サファ。 すまない。 いつも通り、外に出ている間は、目立たないよう頼む」 「了解しました」 彼女はそう言うと、姿を消した。 彼女は見た目美しい女性の姿をしている。 一緒に歩きたい感じがするのだが、しょうがないのである。 未来予測システムを開発したことを、周りに知られたくないのだ。 危険だからである。 未来予測システムを悪人に知られた場合、悪用される恐れがある。 未来を先読み出来てしまったら、世界征服も不可能ではないのである。 本当は、研究開発したものは、機関上層部に報告しなければいけない。 しかし、私は報告しなかった。 嫌な予感がしたのである。 上層部に悪人がいないとも限らないのだ。 私が、未来予測システムを開発したのは、悪用のためではない。 遠い先の未来を知りたかったからだ。 私にあふれる知的好奇心のためなのである。 義務を破るのは、良い感じがしないが、悪用される危険性があることを考えると、やむを得ない。 しかし、開発したことを隠していることが知られたら、叱責どころではすまないぞ。 ばれないよう、気を付けねば。 私は、そう思いながら、開発室の外に出た。 コメントを投稿する
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HN:
コード
性別:
男性
職業:
博士
趣味:
開発
自己紹介:
未来予測システムを作ってしまった…。50億年後の地球がどうなるのか調べることが可能になったぞ。
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